普段のエサはドッグフードを食べさせているけど、
毎回買いに行くの面倒だよ。
それに小さい袋より大きい袋の方がお買い得だよね。
買ったエサはどのくらいの期間で食べることが出来てますか?
保存はしっかりしていますか?
大きい袋のエサは犬種によっては賞味期限内でも酸化している可能性があります。
酸化したご飯は内臓に負担をかけやすくなってしまいます。
筆者がペットフードに興味を持ち始めたのは、愛犬の血液検査結果でした。
毎年、血液検査を行っていましたが、肝臓の数値が高い状態が続いていました。
獣医師からは大丈夫と言われていましたが、飼い主としてはいつも気になっていました。
筆者の家では大きい袋で買うことをやめるようになってから、肝臓の数値の改善がみられました。そのため、血液検査での肝臓の数値はドッグフードの酸化も影響していたかもしれません。
※ドッグフードの種類も変えています。おやつは同じものを使っていますが、おやつは小分け袋の物を買うようになっています。
酸化とは
酸化とは物質が酸素と反応して酸化物になることで、一般的にはリンゴやバナナが変色したり、釘が錆びたりすることで知られています。
基本的に食品は酸化した状態になると、元の新鮮な状態に戻ることが出来ません。
そのため、食品の酸化を防ぐには食品を酸化させないように工夫するしかありません。
酸化した食品は肝臓に負担をかける
肝臓の機能
肝臓の機能は①解毒機能、②胆汁生成、③糖代謝です。
肝臓は沈黙の臓器と言われており、早期発見が難しく、症状が出始めた時には病気がかなり進行している可能性もあります。
食品(特に脂質)が肝臓に負担をかける
脂質の消化は胆汁により行われます。肝臓の機能が衰えると、胆汁の生成に影響が出るため、肝機能悪いと、脂質の消化が不十分になり、脂肪が蓄積しやすくなります。
さらに、食品の酸化が進むと、より肝臓に負担をかけやすくなります。そのため、同じ食品でも出来るだけ、酸化していない状態を保つことが必要となります。
賞味期限と消費期限の違い
『賞味期限』とは簡単に言うと美味しく食べられる期限のことを言います。
定められた方法で保存した場合の期限で、賞味期限を過ぎた後はすぐに食べられなくなるというわけではなく、消費者が食べられるかを判断する必要があります。
『消費期限』とは、簡単に言うと、安全に食べられる期限のことを言います。
定められた方法で保存した場合での期限なので、保存方法によっては腐敗、変敗、その他の品質劣化に伴い安全性を欠くおそれがあります。
ペットフードは開封後いつまで食べられる?
ペットフードを開封した後は保存状態により、品質の安全性が異なります。
一般的に行われるペットフードの正しい方法はパッケージの裏に書かれていますね。
良く書かれている項目としては
・湿気が少なく乾燥している(カビが発生しにくい場所)
・温度変化が少ない
・日光が当たらない冷暗所
これに加えて、品質をより長く持たせたいなら、気密容器に入れ替えて空気に触れない状態で保管してあげることです。
ドライフードは開封後1ヶ月
1ヶ月はあくまで目安です。筆者含め、友人も賞味期限や消費期限が多少過ぎても、食べ物の状態によっては食べることがあります。
でも、開封時と匂いや色が異なっていたり、ペットの食欲に変化がみられれば、注意しなければいけないかもしれません。
どれだけ、気を付けていても、食事を与えるたびに空気に触れ、酸化していくことにはかわりありません。
ウェットタイプは出来るだけ1日で使い切る
ウェットタイプのペットフードはドライフードに比べて水分量が多いため、菌が繁殖しやすく、腐敗しやすいです。保存容器に入れても菌が繁殖しやすいため、極力1日で消費する方が安全のようです。
大事なことは
『愛犬が1日に必要な食事量はどのくらいかを把握しておくこと』
だと思います。
必要な量を買い、ペットフードの酸化を守ることが、少しでも愛犬の健康を守ることに繋がるんだと思います。